先日、「Soundscape」について書きましたので、しばらく使ってみて、便利なところを追記します。
今朝、あらためて便利だとおもったのは自分の目の前にどんな建物があるか確認できることです。
前方にどんな建物やお店などがあるかがわかると自分の向いている方角もはっきりとわかり安心して歩くことができます。
普段使わないバス停で、同じ停留所名で複数のバス停がある場合があります。
今朝、利用したところは道を挟んで北側と南側、路線によって校舎するバス停が異なるようなところです。
バスを降りた場所に寄って、普段乗っているルートでは、南側のバス停で降りるのでバスの進行方向とは逆、降りて左に50メートル程歩くと電柱などがあり、十字路を右に曲がります。
それが、バスの路線によって道迎えの北側のバス停で降りることもあります。
そんな時は、いつも通りバスを降りて、左に50メートルくらい歩いたところで、
「ん?、これはいつものところじゃない。反対向きに歩いてる。」と気づくことになります。
今朝は、「Soundscape」を使っていましたのでアプリを開いて画面下部に並ぶ「前方」ボタンを押すと目的地付近のコンビニの名前が読み上げられます。
向きを変えて反対を向いて「前方」を押すと職場の方角であることがわかりました。
そんな「Soundscape」アプリの力を借りて、安心して歩き始めることができました。
10年ほど前までは視覚障害者用のGPS機器が16万円程度で売ってありましたが、思うほど使えるものではないことを確認して、購入しなかったことを覚えています。
それが、その機械よりもよいものがiPhoneの無料アプリとして提供されている。
視覚障害者歴約30年、
単独歩行の難しさを日々感じている者だからこそ、今日のICT機器の進歩には感謝しかありません。
道に迷ったりすることなく安心して出かけて家に帰宅できた時のよろこびは、そのような経験がない人には想像しづらいものかもしれません。
一人で歩いていて、道に迷った時の心細さなど、多くの視覚障害者が経験しているものだと思います。
私を含め、多くの視覚障害者は、このような支援アプリにものすごく支えられて日々、安心して暮らせていると思います。
多くの支援関係者に感謝です!
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